帽子の歴史

 
 帽子はファッションの総仕上げ
  帽子の起源は、古代ギリシャの旅人が日除けに用いた被り物が最初だといわれています。
日本で帽子がかぶられ始めたのは明治初期の鹿鳴館時代からで、皇室が洋装を採用してから上流婦人に愛用され、その後洋装化にともなって広がりましたが、一般的に普及したのは関東大震災(1923年)以後のことです。
  男性は、屋外でも人と挨拶する時や女性と話しをするときには、帽子を脱ぐのがエチケットです。一方女性は、帽子も髪飾りとみなされるので原則的には室内でもかぶったままでよいとされています。しかし、つばの大きい帽子はもともと日除け用の物ですから、室内では用いません。

  帽子は小さな面積ですが、非常に印象が強く、ファッションの総仕上げとしても考えるべきでしょう。“帽子のないモードは未完成である”と言われるほど、個性を語るうえで欠かせない存在です。
 
帽子いろいろ
 

帽子のお手入れ基礎知識

帽子の取扱について<一例>
◎夏帽子(セーラー型)の場合
-素材- 綿、ポリエステル 庇(ひさし)は不織布を使用
・汚れの落とし方
  汚れた場合は、洗濯機の使用は絶対に止めて下さい。型くずれ、縮み、縫製部分を弱め、破れの原因になります。従って、全体洗いは避け、汚れた部分のみブラッシング。もみ洗いをした後、陰干しをして、半乾き状態の頃、手の甲でそっと型直しをしてください。

・シーズンオフの保管の方法
  ソフトな紙、布、ビニール等を頭部の部分に入れて、汚れ、型くずれに気をつけ、ビニール袋に収めて保管してください。

・あごゴム
いつも引っ張ったりしていると伸びてしまいますからご注意ください。

・雨にご注意
  防水加工をしていない帽子は、雨に濡らすと型くずれ、縮みを起こす場合があります。

◎冬帽子(クレマン型)の場合
-素材- 毛 レーヨン フェルト帽体を使用
・水分にご注意
  不織布のフェルトを特殊な方法で三角形のような型(帽体)に加工し、それをさらに特殊な糊(のり)にひたし自然乾燥させます。それからプレスをかけ、原型を作り上げ、再び加工して製品化した品です。従って、水分を嫌い、型くずれや縮小を起こします。

・汚れた場合もブラッシングするのみにしてください。

・庇(ひさし)の部分を折り曲げたりすると庇が変形してしまいますので止めてください。

・シーズンオフの保管方法
  夏帽子と同じです。

以上のようなことに気をつけて、帽子を大切にあつかいましょう。